存在の純度

 The darkest midnight in Decemberにのせて。

 

なんて贅沢をしていたのか

世界中の誰よりも、大好きあなたが隣にいてくれるという当たり前の日常を過ごしていたこと。

それをいとも簡単に手放してしまった、私の愚かさ

ねえ、もう本当にあなたより大切な人に出会える気がしないよ。

 

言葉に純度があるのなら、人間存在にも純度があるだろうか。純度の高い言葉を吐き尽くせば、悉皆な人間になれるのだろうか。

 無機物のように、いや無機物でさえ。

 

ただ、綺麗でいたい。私がいける最高点までどこまでも純粋で無垢な存在でありたいと思う。あなたに思いを馳せる、たとえ届かなくても私があなたに言葉を尽くすこの瞬間だけは。